top of page

2024年5月 大崩山

執筆者の写真: y-sac
y-sac
2024年5月5日
読了時間: 7分



・2024年(令和6年)5月4日(土)~5月5日(日)

・山域:大崩山(1,644m)宮崎県延岡市 

・目的:大崩山岩峰群およびアケボノツツジ等春の景観を楽しむ

・参加者:3名 播磨(担当、記録、会計)、羽田野k(装備)西(食料)


■5月4日(土)

9:00下関IC―11:40佐伯料金所―12:16北川IC・道の駅はゆま13:10ー14:00祝子川キャンプ場・テント設営―神さん山参拝-祝子川キャンプ場泊


■5月5日(日)曇時々晴夕方から小雨

3:00起床…4:25祝子川キャンプ場-4:45大崩山登山口…5:00登山開始…5:43大崩山小屋…6;09ワク塚分岐…6:13祝子川渡渉…6:48水場…7:48袖ダキ展望所…8:31下ワク塚…9:46上ワク塚基部…10:26坊主尾根分岐…10:57大崩山山頂…11:05石塚(展望良好・昼食休憩)…12:10坊主尾根分岐…14:11林道分岐…15:02祝子川渡渉地点…15:35登山口―15;50祝子川温泉17:00―祝子川キャンプ場17:35―北川IC―別府湾SA(夕食休憩)―下関IC22:30


◇5月4日(土)

一週間前から、天気予報をチェックすると日毎に変わって、2日前は5日の降水確率20%~30%だったのに前日になると「曇り時々雨」の予報に変わっていた。今回の山行は、天候の状況によって行先変更を余儀なくされる可能性があるため、天気は重要だ。

 出発日4日の朝、車両提供の羽田野さんが参加者宅を回って拾ってくれたため、たいへん助かった。9時下関ICから東九州自動車道経由北川ICで高速を降りる。降りてすぐのところにある道の駅はゆまで昼食休憩をとった。GWの観光客でたいへんにぎわっていた。そこから国道326号線を走り、山中の道を経て14時に祝子川キャンプ場に到着した。

 テントサイト利用の手続きをして、テントを設営。テント場のそばの川べりを散策したあと、祝子川温泉の少し先にある「神さん山」を訪れた。キャンプ場管理人のかたによると、パワースポットだそうで行ってみる価値があるとのこと。ただし、ヒルに注意とアドバイスをもらったので、羽田野さんの虫よけスプレーを足回りに噴霧して、200段という石段を上った。

 到着すると、巨大な岩屋の前に、鳥居がある。参加者三名で翌日の登山の安全を祈願した。

向かいの平たい岩に上ると、ちょうど日が差してきてひときわ神々しく見えた。

 キャンプ場に戻ると、管理人のかたが買っているコーギー犬4匹ほどが、3人の子どもと一緒に駆け回っていた。ヤギも飼われている。管理人さんは、そばの川で釣っていたヤマメを焚火であぶっていた。

 しばらくビールとつまみでゆっくりした後、食糧担当西さんが用意してくれたすき焼き、おいしい肉と野菜、卵とうどんも入れて翌日の元気を養った。9時就寝。


◇5月5日(日)

・朝3時起床。目覚ましのコーヒー、昨夜のすき焼きの汁にパックご飯、ネギと卵を入れた雑炊の朝食をとった。テントは張ったままにさせてもらえたので、撤収の手間が省けてありがたい。キャンプ場を出るとき、東の空の低い位置にみごとな三日月が見えた。


・4時45分登山口着、ヘッドランプを装着すると霧粒が舞っているのが見える。5時に登山開始。大崩山小屋までの道も、ロープ場や小ぶりな渡渉が何か所かで気が抜けない。小屋手前の細板を渡した橋を渡るとき、真ん中あたりで足が止まってしまった。進まなければと思うと足が震えだす始末で、何とか渡ったが先が案じられた。

 山小屋をのぞくと、寝ている人ゆっくりしている人が数人で、当日登る人はもう出発したと思われる。小屋から少し進んだところで、みごとなヤマツツジが咲いていた。


・6時9分、ワク塚の分岐からほどなく祝子川の渡渉地点に到着した。先行の男性1名が岩と岩を飛んで渡るのを見て、渡渉開始。羽田野さん、西さん、播磨の順で渡ったが、最後が難関で、私はストックの助け舟を出してもらって辛くも渡れた。

・6時48分川沿いの道から急坂に入るところで休憩。先行男性が違う方向に進んでいくのが見えて不安になったが、ほどなく戻ってこられてほっとした。ここから傾斜の強い登りになるが、コバノミツバツツジ、ハイノキのかわいい花が楽しませてくれた。


・7時48分太いロープにすがって岩を登り、袖ダキ着。


大崩山らしい岩峰群の展望が広がる。風が強く、岩の上にたつのはスリルがあった。山を歩いていると、場所によって帽子が飛ばされそうな強風が吹いていたかと思うと、ふっと無風状態になったりして、面白い。

 昨年、羽田野さんと西さんが大崩山行で同じコースを歩いた際、取るべきルートを誤って、かなり厳しい岩場のトラバースを通過したそうである。その分岐地点は、道なりに行くとその危険ルートに出るそうで、二段梯子が待ち構える右手のほうへ進む。

 岩場を登るところで羽田野さんが、ヒカゲツツジが咲いているのを発見。クリーム色の上品な花で、この花に出会えると嬉しくなる。下ワク塚で、しばらく休憩をとって眺めを楽しんだ。

 このあたりからアケボノツツジの落下した花が見られ、一輪残っている花にも大喜びだが、もっと早い時期だったらみごとだったろうと少し残念。


・9時25分岩壁にヒカゲツツジの群生を見つけて近くまで行き、写真を撮った。

こんなに咲いているのを見たのは初めて、と夢中になりすぎて、一時コースをはずしそうになった。

上ワク塚基部では風が強く、なるべく風をよけられるところを探して休憩した。羽田野さん、西さんは昨年上ワク塚の岩に上ったそうで、今回は時間のこともあり、見送った。


・10時26分、坊主尾根方面と大崩山頂の分岐。山頂までいくのをカットするかどうか、祝子川温泉の営業時間タイムリミットをにらみながら検討したが、「何とか間に合いそう。間に合わなければ、温泉は明日行けばいい」ということで山頂をめざした。分岐から山頂は、ブナの新緑をコバノミツバツツジ、アケボノツツジのさまざまなピンクが彩る林で、今回のコースでは別世界のようなおだやかな道だ。進むごとに現れるみごとなツツジの花々に、山頂をカットしなくてよかったと心から感謝した。


・10時57分大崩山頂着。ここでは記念写真をとって引き返し、展望のよい石塚で昼食休憩をとった。傾山から祖母山、由布岳、鶴見岳など山岳展望も楽しめた。


復路は、ハシゴの多い坊主尾根のルートに進んだ。取りつきがやっかいなハシゴ、ぐらぐらするハシゴ、ハシゴ二つを連結した二段ハシゴ、数十か所はあるのではないか。ハシゴがあるおかげで通過できる切り立った岩場である。

象岩トラバースより少し手前で休憩をとり、スリング・カラビナを装着した。緊張する箇所は山ほどあるのだけれど、象岩は片側が岩壁、片側が谷底で足場が狭いので、ワイヤーが張ってあるとはいえ、見た目も実際も私には難関である。

通過は一人ずつ。ワイヤーにスリングに通したカラビナをかけて確保して進み、ワイヤーの支点でカラビナをかけ替えるのだが、このかけ替えになかなか苦労した。途中足がすくんで、先行の羽田野さんに足をフラットに岩につけるようアドバイスをもらいながら、やっとの思いで通過した。

スリング、カラビナを使用したのは、象岩トラバースのみだったが、このあとも緊張する箇所が続いた。岩尾根を渡るときは、すたすた歩ければよいのだけれど、手と尻をついて進んだりしてしまった。設置してあるロープは、かなり劣化していた。

垂直の岩場にかけてある太いロープはたいていぐっしょり水を含んでいて、服がふれると泥で汚れる。前日に、祝子川温泉駐車場で会った下山後の登山者のシャツが泥だらけだったのに合点がいった。

・15時02分、祝子川の渡渉地点に出た。河原に降りてすぐの渡渉ルートは難しそうで、他の登山者がちょうどわたっている少し下流のほうへ移動した。こちらも、岩にケルンが積んであって、渡渉ルートの目印になっている。一か所、かなり気合を入れてジャンプするところがあったが、なんとか渡渉に成功してほっとした。

大崩山小屋には立ち寄らず、そのまま下山を続けた。もう一か所の難関、

板の橋を通過して、

・15時35分登山口に帰着した。計画のコースタイムより、少し早い到着だ。

祝子川温泉ではゆっくり1時間をとって、入浴することができた。(15:56~17;00)キャンプ場に戻ると、管理人さんから大崩山で沢登り登山者の遭難事故があったことを聞いた。事故が起こったのは前日の4日で、朝、ヘリコプターが飛んでいたのはその救助のためだったことが分かった。

もう一泊する予定だったが、雨天が確実なので、翌朝雨の中のテント撤収は避けたいということで、切り上げて帰ることになった。途中別府湾SAで夕食休憩をとり、22時30分下関帰着。



参加メンバーの羽田野さん、西さんには、さまざまな面で助けていただき、おかげで無事に行程を遂行できたことに感謝申し上げたい。

下山後、「なんか落っこちてる気がする」と変なことを言ったが、滑落事故を起こすかどうか紙一重感があったのだと思う。この山域で自信をもって行動するためには、相応の知識と技術を身につけることが必要だと感じた。

下関山岳会

会員募集中:083-253-2525

©2023 下関山岳会。Wix.com で作成されました。

bottom of page